4

 『あなたの顧客の中で一番不満をもっている客こそ、あなたにとって一番の学習源なのだ』
 
マイクロソフトのビル・ゲイツさんの言葉。
 
 今回ご紹介する美人さんは、一度はお客様から『あなただったら帰るわ』とまで言われ、悔し涙を流す日々を過ごしながらも、それをはねのけて頑張ったから今日がある。そんな方です。
 
安田ゆりさん。職業はエステティシャン。
 
 先ほどのビル・ゲイツさんの言葉を借りるならば、一番不満を持っている客にキツイことを言われて、学習したから今の彼女があるといえます。そんな安田さんに今回はお話を聞いてみました。
 
 

実はエステ業界には良い印象がなかった

 
2
 
 
―――まずは、これまでのキャリアを教えてください。
 
 『20歳からエステの世界に飛び込みました。最初に勤めたエステサロンでインディバのトリコになり、後々ディプロマを取得。痩身、体質改善目的のお客様のこうなりたい!という思いにお応えすべく頑張っています。その後、アロマリンパトリートメントの技術を取得して、女性に癒しをご提供しています』
 
 
そういって穏やかな笑みを浮かべて答えてくださった安田さん
 
 そんな安田さんがトリコになったという“インディバ”とは、スペイン・インディバ社のカルペット博士が開発した総合美容高周波温熱機器。主にエステサロンで使われておりダイエットや体質改善などに効果が期待できるといわれています。
 
 
―――エステティシャンになる前はパン屋さんで働いていたそうですが、エステサロンに転職したのは何故でしょう。
 
 『特に深い意味はないんですけど(笑)パン屋さんを辞めて何をしよう?と考えていた時、大切な人から「エステとか良いんじゃない?」と言われたのがきっかけでした』
 
 『でも、パン屋さんでもエステティシャンでも、“人としてこうなりたい”という軸は変わらないですね。人の役に立ちたい、喜んでいただきたい、私と関わってくださった人の人生を素敵に変えたい、という思いが強く、仕事を通じて社会貢献ができたらなあと考えています』
 
―――エステティシャンのやりがいとは。
 
 『やりがいですか・・・。20歳で飛び込んだ世界ですが、最初はクレームの毎日でした。特にきつかったのが「あなたなら帰るわ」とお客様が帰ってしまうことも・・・。涙しながらも悔しくて上司の背中を見てたくさん接客、技術の勉強をし今となっては「安田さんで良かった!」「安田さんが良い!」と言っていただけるように。私の手で施術したことによってお客様が綺麗になられたり、痩せたり、疲れがとれたり・・・そうしたことすべてがやりがいになっていますね』
 
 『また、やりがいだけでなく、毎日が感動の日々です!たくさんの素敵なお客様に出会えることに幸せを感じます。お客様のありがとうは私の宝物です』
 
 

「あなただったら帰るわ」から「あなたじゃなきゃ帰るわ」に

 
3
 
 
 特に自分から・・・ということではなく、大切な人から言われた「エステとか良いんじゃない?」という言葉に後押しされて20歳で飛び込んだ彼女。話の通り、お客様から「あなただったら帰るわ」といわれて、悔し涙を流したことも数知れず。それでも、信頼できる上司の背中を見て頑張り続けたからこそ、お客様から感謝され、やりがいだけでなく“宝物”まで見つけることが出来た安田さん
 
 
―――なるほど。ありきたりですがやはり継続は力なり、ですね。ちなみに、休日はどうして過ごしていますか。
 
 『食べることも好きなのでテレビやネットなど情報を集めて美味しいランチ巡りをしています。それからダンスも好きで行っています。特にダンスは、疲れがたまってしまった時こそ踊ると、体の底からパワーがみなぎって明日からの活力になります!休日はアクティブに過ごしますね。(笑)また、エステの方もまだまだ勉強が必要だと思っていますので、休日も勉強に充てています』
 
 
1
 
 
―――最後にエステティシャンを目指す女性にメッセージをお願いします。
 
 『私は先ほどの話の通り、特にエステティシャンになりたいと思ってなったわけではないんです。むしろ当初 、エステというイメージが悪くエステティシャンはなりたくない職業でした。(笑)』
 
 『でも今は、エステティシャンという仕事に出会うことができて本当に良かったと思っています。お客様のこうなりたいという思いを自分自身の手でお手伝いができ、喜んでいただくことができる。やりがいとたくさんのご縁がある毎日です』

 
 
積極的になりたくなかったけど、いざなってみたら楽しくて、自分に向いていた。
 
世の中に仕事は数えきれないほどありますが、何が自分の“天職”なのか分からない。
 

“好きなものを仕事にしよう!”

 
 求人広告や専門学校などの募集広告でありがちなフレーズ。しかし、本当に自分が好きなものを仕事にして、それが幸せなのか、はたまた・・・。
 
 働く前に悪いイメージがあって、しかもお客さんの心無い言葉に悔し涙を流した安田さんの、今の姿を見ると分からなくなってきます。
 
 
 『このような素敵な環境に巡り合ったのもこれまで働かせていただいたサロン、スタッフ、お客様のおかげです。本当にありがとうございます』
 
 『正直楽しいことばかりではないと思います。でも、その分お客様からのありがとうがあなたを支えてくれます。手を通して気持ちはとても伝わります。エステが好き、お客様を喜ばせることが好きという気持ちを持ち続けているのなら素敵なエステティシャンになれると思います』
 
 
 
最後まで気持ちの良い対応をしてくださった安田さんなのでした。
 
 
 
 “天職”というのは見つけるものではなく、自分で“作る”ものなのかも知れない。そして、作るには、それなりの時間がかかる。
 
彼女を見ていると、つくづくそう思ってしまいます。継続は力なり。改めてそう感じた美人さんでした。
 

  広報 2016.01.07
この記事をみんなにシェア